ある記者さんへ

これは、ある新人女性記者さんに向けて書いてます。
めちゃくちゃお節介です。
でも本当のことです。
郡司真子 2021.07.10
誰でも

ある記者さんへ。

このレターが本当にあなたのもとに届くかどうかわからないですが、どうにか、私の力の限りを使って、届けられるように頑張ってみます。

私は、もう二十数年前、ある地方の放送局で記者とアナウンサーの仕事をしていました。

たぶん、あなたのように真面目で良い子で、上司とか先輩の言いつけをよく守り、ジャーナリストになるんだと考えていました。

言いつけ通りに夜回りに行き、性暴力に遭い、でも上司や先輩は、守ってくれなかった。

警察とか、権力とうまくやることを彼らは、優先した。

私は、生贄になったのだと、後々、気付きました。

もう、30年近く前の話です。

でも、この報道現場を取り巻く問題は、実は今も変わっていません。

報道機関や組合は、ほとんどひとりひとりの女性記者を守りません。

お願いです。あなたのための、弁護士と繋がって下さい。

このレターは、あなたに届くでしょうか。

届くことを祈っています。

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